原因は比率にあった!曇り空でも天気予報では「晴れ」になる理由
そもそも10割の雲は空全部ですから、なんだか恐ろしいですよね。これは、「人間の実感と定義がちょっと違う」と感じてしまう一例だと思います。
■天気予報は人命を守るためのもの!
ちなみに天気予報ですが、日本においては1990年代初頭まで国(気象庁)以外は、勝手に一般向けに予想してはいけないことになっていました。
つまり、「一般人は天気予想するな&発表するな」ということですね。これは、ある意味で仕方がない処置でした。
防災の観点から見ると、適当な天気予報が多数出回ってしまうと、海に漁に出かけて嵐に巻き込まれたり、山で遭難したりする可能性があるからです。国民を守る意味で国家が独占していたんですね。
しかし、1990年代の規制緩和を受けて、天気予報の自由化が行われました。
国家以外でも天気予報・発表をしてもよくなったのですが、基本は国民を守るですから、国がお墨付きをした国家資格気象予報士を取った人だけができます。人々の命を守るが第一ですから、合格基準も厳しく合格率5パーセント前後の非常に難しい試験です。
予想する人々は、私たちの生活や命を守ろうと一生懸命。たまに予想が外れることもありますが、そんな時も温かく見守りたいですね!
(文/シール坊)