くらし情報『なぜ+や-はあんな変な形になったの?数学記号の「起源」に迫る』

2015年6月19日 18:40

なぜ+や-はあんな変な形になったの?数学記号の「起源」に迫る

になったというのです。「ここまで減った」ということを示す印だったので、-(マイナス)という記号の意味とも合っています。

■+(プラス)の起源は旧ライン区別のため

とはいえ、樽のお酒は飲んで減る一方ではありません。時には、新しく買い足して増えたでしょう。

その時に、たとえば「増えてここまでになりました」と再度横線を引いたら、減ったのか・増えたのかが一見分からなくなります。

そこで、区別するため、下の横線に縦線を入れて「今はこの線じゃないよ、増やしたから」という記号にしました。これが、+(プラス)の起源です。

つまり、マイナスが最初で、それを打ち消すのがプラスだったのですね。
ただ、+(プラス)と−(マイナス)の起源については、これ以外にもいくつか説があります。

お酒管理説とほとんど同じものだと、“船乗りが樽で管理していた飲料水の印”説とかアルファベットを急いで書いていたらいつの間にかできた“アルファベット早書き”説など。

いずれにせよ、生活の中で自然に+(プラス)や−(マイナス)は生まれたものです。これからも、末永くお酒にもこれらの記号にも、私たちはつきあっていくことでしょう。

(文/シール坊)

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