配慮が大切!プレゼンシートの枚数は「4の倍数」にするべき理由
つまりそんなとき、4の倍数で資料を作成しておけば、余白を残さずにピッタリ納めることができるということ。些細な配慮が大切なわけです。
■プレゼンシート1枚あたりの説明時間
なお、プレゼンシートを4の倍数にした場合、1枚あたりの説明時間は次のようになります。
[30分の場合]・・・12枚(10枚+最後に補足資料、連絡先など)
[60分の場合]・・・20枚
[90分の場合]・・・32枚(30枚+同じく最後に補足資料、連絡先など)
こうすれば、与えられた時間で何枚のスライドを用意すべきかが明確になるということ。
ちなみに著者の知人の某コンサルタントは、会場に到着すると最初に、聴衆に配布されている資料を確認するのだそうです。
上記のように、片側2面印刷の両面コピーの場合は、1枚に4面が印刷された状態。彼は講演の冒頭で資料を掲げ、「この1枚を10分で説明します」と宣言するのだとか。1画面を2.5分で説明するということです。
つまり、そうすることによって、聴衆に自分のことを「時間を守るプレゼンターだ」と印象づけることが可能。また聴衆は、残り時間を直感的に理解できるわけです。
そこまで緻密に考えるべきだということに驚かされますが、「道筋が明確に示されたプレゼンテーションほど聴きやすいものはない」