「ダラデヴィ・チェンマイ」で楽しむ北部タイ建築巡り 〜タイ チェンマイ〜
馬車で巡る敷地内
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60エーカー(約24万2千㎡)という広大な敷地に立つ『ダラデヴィ・チェンマイ』では、敷地内をゆっくり馬車で巡るのも、人気のアクティビティ。この馬車は、チェンマイから南へ車で1時半ほどのランパーン名物“花馬車”を思わせます。ランパーンは、かつて、チェンマイ付近から産出する木材を、バンコク方面へと川を使って運ぶために栄えた町。
様々な文化に彩られた宿泊棟
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宿泊棟は、大きくコロニアルスイートのコンパウンドと、ヴィラのコンパウンドに分かれていて、まるで、敷地内にいくつかの町や村があるような気分。コロニアル建築は、19世紀、英国人が材木輸出のためにチェンマイに滞在し、欧風の建物を建てたことに由来しているそう。中国のショップハウスの影響も見られます。ヴィラは、昔の民家をモデルにしたチーク作りのランナー様式。
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ちなみに、ホテルの入口に川と橋があり、わざとデコボコの石畳が敷き詰められているのも、かつてのチェンマイの旧市街をイメージしているのだとか。
まさに『ダラデヴィ・チェンマイ』は、ここだけで小さな王国のよう!
ランナー建築の美しいギャラリー
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セレクトされたお土産や雑貨を扱うギャラリーも、緑の中に佇むランナー建築。