シンガポールの火渡りの奇祭!ヒンズー教「ティミティ」
ここで日付が変わる頃お清めを終え、午前1時過ぎにはチャイナタウンに位置する「Sri Mariamman Temple(スリ・マリアマン寺院)」まで歩いて移動。いよいよ炭の上を歩く火渡りの儀式本番だ。
この祭りの重要アイテムがNeem(ニーム)の葉。アーユルベーダでは伝統的治療薬としてこのニームが使われ、ヒンズー教では大切にされている意味のある植物。信者は常にNeem(ニーム)の葉を手に持ち儀式を遂行する。また、信者が体に纏う「黄色」の布もポイント。ヒンズー教では「純粋」や「精錬」を意味し、お祝いの色とされる黄色。衣装はもちろん、街中の装飾にも黄色が溢れる。
炭の道は4メートル以上
4メートル以上続く炭の道を歩く信者の中には、子供を肩に乗せて渡る者も。従順な信仰心を持つものは火傷を負わないと言われている。国内外から集まった何千人ものヒンズー教徒が、大行列をなして順番に火を渡って行く様は圧巻。火渡りの儀式の様子は、寺院の2階や柵の外から見学できる。寺院では、無料でインド料理の振る舞いも。
シンガポールに居るからこそ観られる奇祭を目撃しよう!
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