ラグジュアリーホテルに秘められた ベトナム戦争時代の爪痕を体験
くねくねと折れ曲がった内部は、思いのほか奥が深く、当時の恐怖が染み付いているような気も……。
ときには、ここに、40名以上がひしめき、1日に6度も、防空壕に逃げ込むこともあったとか。内部には、1972年のクリスマスにジョーン・バエズが、かつてこの防空壕内で“Where Are You Now My Son”を歌ったときの音源も、流されています。
著者撮影
ハノイの戦争博物館など、ベトナム戦争の史実を知る場所も興味深いですが、実際に防空壕に入って、場の空気を感じることができるのは、とても貴重な体験。あらかじめの予約で、宿泊者だけに許された特権です。
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つい見逃しがちですが、ロビーには、ジョーン・バエズが2013年にホテルを再訪した際に描いた、ベトナムの子供の絵画も飾られているので、ぜひ一見して。
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「ソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ」は、泊まることで、街の歴史を体感することが出来るホテル。単にラグジュアリーなだけではなく、知的好奇心を刺激するステイがお好みなら、ぜひここへ。
ソフィテル レジェンド メトロポール ハノイ
http://www.sofitel.com/gb/hotel-1555-sofitel-legend-metropole-hanoi/index.shtml
(text : 坪田 三千代)
大人の東南アジアご褒美旅~テーマとスタイルのある旅~
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