2024年2月7日 18:22
『お湯』を使った消毒法知ってる?【煮沸消毒】の効果と注意点を解説!
2. 煮沸消毒の適切な時間
具体的にどれくらいの時間煮沸すれば効果的に消毒できるのでしょうか? 正しい煮沸消毒の方法を覚えても、時間が適切でなければ十分な効果を得ることができません。
煮沸消毒の時間は菌や消毒したいアイテムによって異なります。 先程の病原性大腸菌のO157であれば80℃以上で10分間、腸炎ビブリオならば65℃で1分以上の煮沸消毒が適切です。
時間に関しては諸説あるため、おおよその目安として1分から15分程度を考えておくとよいでしょう。 煮沸までには時間がかかる点や一度に多くのアイテムを煮沸消毒できないといったデメリットはありますが、十分な時間はかからないため、簡単に取り入れることができます。
3. 煮沸消毒の注意点
煮沸消毒はすべてのアイテムに対して行えるわけではありません。 以下にいくつかの注意点を紹介しますので、煮沸消毒の方法を説明する前に覚えておいてください。
- 煮沸消毒するアイテムは事前にしっかりと洗っておくこと
- アイテムの素材によって、常温の状態から煮沸するか沸騰してから入れるかを選ぶこと
- アイテムの耐熱温度が100℃以上であることを確認すること
- 煮沸消毒後のアイテムは自然乾燥させること
- 火災や火傷には十分に注意すること
たとえば食材の保存容器を煮沸消毒する場合、洗剤を使ってスポンジで洗っておくことがおすすめです。