佐渡ヶ島の歴史的な繋がりを表現したアート作品『状景を紡ぐ』を展示中!10月2日まで公開
大間港に残る遺構すべてが一つの歴史的な繋がりを想起させる作品を想定しています。
■ダブルベンチ
訪れた人は大間港の風景を眺め、シルエットをベンチから見ることで佐渡金山を彷彿させ、生産システムのトップとボトムを繋げた用水機のイメージとの繋がりを想像されることかと存じます。
オブジェの切れ端のコンセプトで作られたダブルベンチは金網の蛇籠に、ソーシャルディスタンスを保ちながら2つの木製の座面を設置しました。間の空間には、ソーラーパネルを設置し、夜には日中に発電した電力で灯りを灯します。
■展示場所:旧 大間港跡
大間港は、鉱山の資材搬入が行われ、現在においてはその近代産業の遺構が残るサイトスペシフィックな場所です。特に、大島高任らによる佐渡金山の開発によって、近代化したかつての風景を今も尚、感じることができます。歴史的に佐渡ヶ島と本土をつなぐ玄関口であった大間港は、芸術祭において佐渡ヶ島に訪れる人と佐渡ヶ島の人との接点になりうる場所と考えられます。
■早稲田大学 古谷誠章・藤井由理研究室との産学協同研究
2016年度より、早稲田大学 古谷誠章・藤井由理研究室と産学協同研究を開始。
建築の「資材」