絶滅寸前種「フジバカマ」鉢植えを嵐電北野線の全駅に展示
2020年3月13日に「協力・連携協定」を締結した学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社は、SDGs達成への連携した取り組みとして、嵐電を利用したフジバカマの展示を企図、大学近隣や嵐電沿線など地域の皆様のご協力のもと、同じくフジバカマの保存・育成活動を行っている「源氏藤袴会」(京都市上京区、代表:馬場備子)と「深草藤袴の会」(京都市伏見区、代表:北仲重郎)からも苗の提供を受けて、大学の教職員・学生、京福電気鉄道の社員なども参画した「嵐電沿線フジバカマプロジェクト」を立ち上げ、本年5月から衣笠キャンパスでフジバカマ約900本を挿し芽から栽培してきました。
新型コロナウイルス感染症により、多くの年中行事が中止・変更されるなど、季節の移ろいを楽しむこともできない厳しい環境が続いていますが、お客様や大学の近隣地域、嵐電沿線地域の皆様に、本格的な秋の到来を感じて心を癒していただくと同時に、消防用ホースを再生したプランターを利用した展示や、立命館大学の学生が制作した告知ポスターを掲出するなど、地域ならではのSDGsへの取り組みとして発信し、生物多様性の保護に向けたネットワークをさらに広げていきたいと考えています。