自身や身近な人が陰謀論者にならないためのリテラシーを高める 『あなたを陰謀論者にする言葉』が10月8日に発売
を探っていきます。
陰謀論者の入り口になる言葉
■「目覚めた人」に堕ちるまでの近現代史裏クロニクル
単に陰謀論の真偽を検証するだけではキリがありません。雨後のタケノコのように、次々に新たな陰謀論が生まれてくるからです。したがって、数々の陰謀論から身を守るためには、その原点や流れ、思想的特徴やパターンを知ることが大切だと著者は語ります。
そこで本書では、戦後アメリカで起きたカウンターカルチャー、そして神智学や人智学といった先駆となる思想からスタートし、ニューエイジや自己啓発、スピリチュアルなどを経て現代の陰謀論に至るまでを丁寧に追い、陰謀論と我々の日常が地続きであることを突き止め、警鐘を鳴らします。
本書を読めば、自身や身近な人が陰謀論者にならないための情報リテラシーを高められるはずです。
陰謀論に陥るまでの近現代史チャート
■著者プロフィール
雨宮純(あまみやじゅん)
オカルト・スピリチュアル・悪徳商法研究家。都内在住の30代。思春期にカルト宗教による事件が多発したことから、新宗教に関心を持つ。オカルト検証好きが高じて(ノストラダムスの大予言が外れたため懐疑派に転向)、理工系大学院を修了し現在に至る。