婦人科検診率向上に、特許取得の『女性検査用パンツ』 発売から5年、2021年10月時点で10万枚を突破
と答えた利用者は76%。
検査時の露出部を減らし、着用したまま内診台に座ることができるので、婦人科系の検査を習慣づけることにつながればと期待されています。販売会社の日本シーエイチシーは、全国の医療機関(病院・クリニック・人間ドック)に認知を広げています。
▼「女性用検査パンツ」の詳細
http://www.j-chc.jp/kensa/
女性用検査パンツ詳細
■【開発について】考案者・渡邉久美子医師の実体験
渡邉久美子医師が「女性検査用パンツ」を開発したきっかけは、医学部の学生実習をしていたとき、内診台の患者さんが必死に膝を閉じようとしているのを見て、「せめて脚を覆うものなどで露出部を狭くすれば、はずかしさも減るのに・・・」と、感じたことでした。
自らも医師となり患者さんたちの治療に奮闘する日々を過ごしていたある日、婦人科検診の必要性が高まっていたこともあり、渡邉医師は自らも気軽な気持ちで検診を受けてみました。
ところが、下着を脱ぎ何も身に着けるものもなく、医療者側に脚を開いて診察することにとても深いショックを受け、心の傷とも言えるほどのつらい経験をしました。
大腸検診では注腸パンツが当たり前になっている時代、婦人科の診療は自分が学生のころと何も変わっていなかったのです。