書籍『フィードバックの真価』 2021年11月1日発刊 職場に信頼を生み出し、共に成長する
そのため、フィードバックを行う際に陥りがちな間違いを是正するヒントを得ることができます。
また著者は、素晴らしいフィードバックの体験には3つのF、「公正:Fairness」「集中:Focus」「頻繁:Frequency」がそろっていることが重要であるとし、この3つがそろうことで、人々にとって安全な環境が生まれ、アイデアや提案を自ら求め、共有し、咀嚼し、探求しやすくなり、成長を促すことができると述べています。
そして、公平で効果的なフィードバックを実現するために、フィードバックにおける3つの役割「シーカー(求める人)」「レシーバー(受け取る人)」「エクステンダー(提供する人)」を定義し、それぞれの役割やあり方について詳しく解説がされています。
■フィードバックの取り組みを軸に、組織のパフォーマンスを高める
フィードバックが正しく、公平かつ効果的に行われると、職場内に「つながり」や「信頼」が育まれ、互いの成長を支援する「フィードバック・カルチャー」を生み出すことができると著者は述べます。フィードバックを捉え直すこの新しい取り組みは、一人でも始めることができますが、それを職場に広げていくことが重要です。