<緑間 玲貴 バレエ35周年記念>沖縄と日本をつなぎ、未来と世界へ翔る 全7公演ツアー発表
と「心」の成長と変化を描き出しており、それぞれに共感をいただけると思います。また登場人物の心の在り様を象徴する存在として、伝説の剣である「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」を擬人化してみました。能楽の表現や、古い時代の象徴的な儀式の再現と共に、今の時代に蘇ってお客様の耳に届く「おもろさうし」の響きなども、他にはない貴重なものです。
沖縄と日本をつなぐ作品となり、ひいては日本の文化を海外に発信することができるものだと思っています。西洋から入ってきたバレエの文化を、日本の文化と感性で昇華し、再発信出来ることは、大変喜ばしい事です。
【35周年について】
文化は脈々と受け継がれるものです。それは、「型」や「作品」など目に見えるものだけではなく、この素晴らしい芸術をもっと紹介したい、根付かせたいという「想い」の継承でもあります。我が国も、沖縄も例外ではありません。
沖縄で受け継がれてきたバレエへの「想い」の一端を担い、次の世代へ受け継ぐ為の活動をすることができる事に、大変感謝しています。そう遠くない未来に、その「想い」がのった沖縄発のバレエを日本へ、また世界の人々に観ていただけると思います。このような事の繰り返しが文化を育む土壌を豊かにするのだと信じております。