くらし情報『著者自らが出版社を立ち上げる挑戦!高橋文樹が破滅派から新潮新人賞受賞作『アウレリャーノがやってくる』を発刊』

2021年12月1日 10:00

著者自らが出版社を立ち上げる挑戦!高橋文樹が破滅派から新潮新人賞受賞作『アウレリャーノがやってくる』を発刊

やがて、遍人は皇子の恋人である深川潮に惹かれるようになるが、同時に破滅派の経営は逼迫し、破滅のときが近づいていた……。
実在するオンライン文芸誌「破滅派」を題材にした、エキセントリック・ビルドゥングス・ロマン。

「フェイタル・コネクション」
北千住の古いマンションで友人と暮らすタカハシは、ある日東京のドヤ街である山谷(さんや)で山谷感人(かんと)を名乗る自称作家と出会い、ルームシェアの一員として受け入れる。同居人や恋人を巻き込んだガッチャガチャの人間関係を繰り広げつつ、感人とのあいだに芽生える友情と呼ぶのかなんなのかわからない感情。小説をなかなか書こうとしないアルコール依存症の感人はついに血を吐き始め……。
著者と友人「山谷感人」の実話をもとにしたBOTS(Based On a True Story)小説。

「彼自身による高橋文樹」
本来は山谷感人によって書かれるはずだった解説はついに書かれることがなかった。振り込んだギャラの五万円を惜しむ暇もなく、仕方なしに自分で書いた入魂のDIY解説。

おそらく日本文学史上初の、「モデル小説のモデルになった人による誓約書」が掲載された解説である。

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