2022年1月21日 10:00
阿部智里の大人気「八咫烏シリーズ外伝」の15作目が1月21日(金)より電子書籍で配信
『さわべりのきじん』あらすじ
主人公は少年時代の澄尾。八咫烏の一族の長、金烏の治める山内で母とふたりで暮らす澄尾は、宗家の近衛家として働く山内衆の養成所「勁草院」に推薦される候補となるが、病身の母を気遣い申し出を断っていた。そんな時、澄尾はある貴人と出会う。(「オール讀物」2022年1月号に掲載されたものです)
阿部智里さんからのコメント
今回のエピソードは、澄尾の少年時代を描いたものです。以前から「書かないの?」と言われては「ご想像にお任せします」と答えていたのですが、何の因果か書くことになりました。「昔」を描くことで、「今」の彼を形作ったものが見える短編になっているかもしれません。
第2部第2弾!『追憶の烏』も絶賛発売中
「そうして、彼らは楽園に至る」
若き日に誓った忠誠、悲しきその行方は? 猿との大戦の後、山内では一体何が起こっていたのか――。前作『楽園の烏』で描かれなかった山内の“その後”とは? 猿との大戦後に山内で起こっていた衝撃の事実がついに明かされる。舞台は東京から、八咫烏たちが住む異界「山内」へ。猿との大戦(『弥栄の烏』)より20年の時を経て、いま再び物語が動き始める。