2022年5月31日 10:30
GSアライアンスが植物、天然バイオマス由来のUV硬化型ハードコート材料を開発
この度、GSアライアンスは、天然バイオマス組成のUV硬化型ハードコート材料を開発しました。トウモロコシや大豆といった植物由来のバイオマス原料を一部使用したUV硬化型のハードコート材料となります。
UV硬化型ハードコート材料は、紫外線により硬化して固まる樹脂コーティング材料であり、液晶関連デバイス、光学フィルム、各種ディスプレイ、携帯電話、パソコンなどの表面、そして自動車内装加飾など種々の用途があります。UV硬化型の利点は、水、溶剤系コーティング材料の使用に伴う溶剤の蒸発を回避でき、水、有機溶剤の使用量を削減することができ、環境に優しい印刷法であることです。これまでのUV硬化型コーティング材料は、石油由来のものですが、この度、バイオマス度20-35%のUV硬化型ハードコート材料を開発することができました。今後さらなるバイオマス度の向上を検討します。また今後は、天然バイオマス由来のUV塗料、UVインク、UV接着剤の開発などにもチャレンジしていく予定です。
今後は、この環境に優しいUV硬化型ハードコート材料を国内外に事業展開していきます。
■会社概要
商号 : GSアライアンス株式会社(冨士色素株式会社グループ)