特に家族やペットと一緒に旅をする方の利用が増えています。車泊スペースの電源を活用して、電気ケトルでお湯を沸かしてコーヒーを飲んだり、冬場は車内に電源コンセントを引き込んで、電気毛布や電気ファンヒーターで暖を取って過ごされています。車泊スペースでWi-Fiが利用できるスポットも増えており、今後は車内でのテレワークやワーケーション利用も見込まれます。
【人気の車泊スポット】
全国50ヵ所の車泊スポットの中で、2022年1月~5月の期間に利用件数の多い地域、車室稼働が高い地域は以下の表の通りです。自然豊かな温泉のある地域、人口の多い関東エリアが上位を占めていますが、あるかぽーと(山口県下関市)と天文館(鹿児島市鹿児島市)は市街地にあるものの、観光地が近くにあるため車室稼働が高くなっています。
【現状と今後の展望】
「キャンピングカー」や「車泊」のメディア露出は徐々に増えてきましたが、キャンピンカーを利用したことがある人は9%、コロナ禍に車中泊をした人も3%と少ない現状があります(トラストナビ調べ)。
今後は、新しい旅のスタイル「車泊(くるまはく)」を文化として定着させ、「車泊」を通じてその地域でしか体験できない「コト」