くらし情報『【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】 1800年前の古代都市「ソリ・ポンペイオポリス」で古代港の発掘調査を開始』

2022年9月6日 11:00

【トルコ共和国大使館・文化広報参事官室】 1800年前の古代都市「ソリ・ポンペイオポリス」で古代港の発掘調査を開始

港の全長は320メートルです。2つの防波堤の間の距離は180メートルで、ここには大きな港で使われる水硬性コンクリートが用いられています。ローマ帝国の港を調査したところ、ポンペイオポリスとイタリアの港は同じような比率でした。港は堅牢な2階建ての構造を特徴としていて、その姿は建国249年の記念コインに描かれています。また、防波堤の河口には彫像があり、立派な港であったことがわかります。港の発掘は中期的ではなく、長期的なプロジェクトです。」と述べています。

ヤージュ教授は、港が2世紀には完全に完成していたことを強調し、「この港が本格的に稼働したのは、今から約2000年前です。港と列柱通りをつなぐことが重要です。
砂で埋め尽くされたため、現在は港のほぼ4分の3が砂で覆われています。まず防波堤を見せることで、ここが港であることをアピールしたいです。」と抱負を伝えています。

■古代都市ソリ・ポンペイオポリスの歴史
史料によれば、ソリはロードス人により築かれた港湾都市です。他のアナトリアの都市と同様、後にペルシャの支配下に入りますが、ソリは自国の貨幣を発行する権限を持つ比較的自治性の高い都市でした。紀元前333年にアレキサンダー大王がペルシャを破ると、この地域はヘレニズムの支配下に置かれるようになりました。

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