2022年9月30日 10:00
~外国人や障がいのある人などが体験する現象~明治大学 横田雅弘ゼミナールが電通ダイバーシティ・ラボに協力し「第三者返答」をテーマにしたショートムービーを制作
明治大学国際日本学部の横田雅弘ゼミナール(研究テーマ:ダイバーシティアンドインクルージョン)は、電通ダイバーシティ・ラボ「やさしい日本語ツーリズム研究会」に協力し、「第三者返答」の問題を啓発するショートムービーを制作しました。
このショートムービーは、やさしい日本語ツーリズム研究会のホームページで9月30日(金)に公開されました。今後、視覚障がいのある人などのための音声ガイド付きバージョンも追って公開される予定です。
■ 「第三者返答」とは
「第三者返答」とは、「話しかけてきた人の見かけの印象などから、その人との意思疎通が問題ないにも関わらず、無視して、その人と一緒にいる人に返答すること」を意味します。たとえば、レストランで日本語堪能な外国人が日本語で注文しているのに、店員が戸惑ってその外国人を無視し、一緒にいる日本人に返答するというような場面をいいます。このような場面は外国人だけでなく車いす利用者など障がいのある人も同様な体験をすると指摘されています。※1
※1 オストハイダ・テーヤ(2005)「社会言語科学」第7巻 第2号
■ 「やさしい日本語」の視点からの「第三者返答」
電通ダイバーシティ・ラボのプロジェクトである「やさしい日本語ツーリズム研究会」