2022年10月4日 09:30
「大切な人の喪失にどう向き合えばいいのか」考える舞台を上演 より多くの人に届けるため10月31日までプロジェクト実施中
また、古今東西の文献に綴られた喪失を巡るメッセージは、本作中においても重要な役割を果たします。
この作品は「喪失にどう向き合えばいいのか」というテーマについて一人ひとりが自らの考えを深める劇場体験を提案するものです。なぜならこのテーマについて考えを深める行為自体が、いつ訪れるかわからずとも必然として訪れる喪失体験にそなえることとなり、悲しみからの回復の一助になると考えるからです。
本作にまつわる制作動機やテーマはクラウドファンディングサイトにて詳述しております。ぜひ菅沼本人の想いをご覧ください。
■あらすじ
舞台は都会から遠く離れた片田舎。メインキャラクターはマコト、彼の姉のトウコ、兄のタケル、そしてマコトの恋人のシヅカの4人。家を去った母が残した本を読み漁り、田舎の価値観に閉塞感を覚えるマコトは大学進学をキッカケに都会へ上京することとなる。
彼が去った後の町には冷たい雨が降るのだった。
相いれない価値観、理想と現実、時代を超えて重なる神話、そして大切な人の喪失。喪失にどう向き合えばいいのかを問う感傷的な抒情劇。
■クラウドファンディング実施の背景
新型コロナウイルス以降、舞台の製作費用が大きく上がっています。