2022年10月13日 10:00
自転車を漕ぐ時の股関節負担を詳細に測定する装置を「イノベーション・ジャパン2022」で公開
工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の桐山 善守 教授(機械システム工学科)は、自転車ペダリング時の精密な股関節負担の評価装置に関する研究を進めており、2022年10月4日(火)から31日(月)までオンライン開催される「イノベーション・ジャパン2022~大学見本市&ビジネスマッチング~Online」(主催:国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)にて公開しています。
桐山 善守 教授が研究を進める股関節負担の評価装置
この装置は、自転車のサドル部と殿部に生じる荷重中心位置と大きさ・方向を測定できます。サドルは立体的に複雑な形状であり、ヒトの殿部および大腿背面の柔軟な皮膚組織と接触しているため、ペダリング時には、接触形状や荷重の分布が時々刻々変化してしまいます。同システムのセンサは、複数の荷重センサを組み合わせることで、接触力の位置(サドル表面における接触中心位置)・大きさ・方向を検出することができます。さらに、任意のサドルに対応可能で、かつ左右分割しているため、両側脚に対する負担を別々に評価できることも特徴の一つです。