2022年11月2日 13:00
無線LANで音楽を飛ばす新技術「ミュートラックス」を開発 スピーカーと100メートル以上離れても使用可能
また一台の音源から複数台のスピーカーへの配信ができないという大きな制約もあります。
Bluetoothを使ったオーディオシステム
これらの問題を解決するために生まれた技術がミュートラックスです。ミュートラックスは5GHz帯の無線LANに音楽データを乗せて通信を行う仕組みで、1台の音源から10台以上のスピーカーへ無線で音楽を配信する事ができます。100メートルを超える広いエリアをカバーできるため広い店内や屋外イベントなど多くのシーンでの活用が可能です。
有線接続、Bluetooth、ミュートラックスの比較
ミュートラックスは音楽データを全てデジタルデータとして処理しているため、各スピーカーの音量、音質、遅延などを自在に制御する事が可能です。また各スピーカーから同じ音を再生するモードに加え、全てのスピーカーから別々の音を出すモードも搭載しているため、5.1ch、7.1chといったマルチチャンネル音源の再生や複雑なサウンドスケープ(音風景)の構築を行う事も可能です。
■今後の展望
現在一般販売向けのミュートラックスシステムを開発中です。第一弾としてパソコンで再生した音楽をUSBスピーカーや一般的なアナログスピーカーへ配信する製品「MT-H1」