2022年12月16日 10:00
8万部突破のベストセラーの続編『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』の「行動経済学・統計学・情報学編」を12月16日に発売
という言葉自体、難しく感じるかもしれませんが、実は以下のような場面において私たちの日常へ小さくない影響を与えています。
●合理的に決断していたのに、期待とは逆の結果になってしまう。
●いつもなら絶対にしないようなギャンブルに魅力を感じてしまう。
●ついつい無駄遣いをしてしまい、なかなか貯蓄できない。
●上司のちゃぶ台返しに右往左往させられている。
個人のことだけではありません。
カルト・陰謀論・詐欺・差別・分断・誹謗中傷……などの諸問題、そして世の中のわけのわからない判断やミスリードは、本書に記されている60のバイアスのどれか、あるいはその組み合わせによって生まれていると言っても過言ではありません。
認知バイアス対策は、まずはどんな認知バイアスがあるかを知ること。
その手助けをするのが本書の役割です。
本書に登場する認知バイアス
■思っているほど、あなたは賢くないし、あなた以外は愚かじゃない。
本書で解説されているいくつかの認知バイアスによると、人は自分の能力を過大評価し、他人を過小評価する傾向が強いことがわかっています。
つまり、「自分は騙されない」「正しく世の中を見ている」と自信がある人は、自分が騙されたり、間違っている可能性があることに、もっと自覚的になるべきということです。