くらし情報『「第26回岡本太郎現代芸術賞」受賞者が決定!入賞者・入選者の作品の展覧会を川崎市岡本太郎美術館で2月18日~4月16日まで実施』

2023年2月17日 16:00

「第26回岡本太郎現代芸術賞」受賞者が決定!入賞者・入選者の作品の展覧会を川崎市岡本太郎美術館で2月18日~4月16日まで実施

を意識しているのである。若者を死に至らしめるためにだけ開発された兵器。それを、ある意味滑稽な造形として表したこの作品は、観る者に揺さぶりをかけ、遠い過去の記憶を呼び覚ます装置となっている。(山下裕二)

「第26回岡本太郎現代芸術賞」受賞者が決定!入賞者・入選者の作品の展覧会を川崎市岡本太郎美術館で2月18日~4月16日まで実施

澤井昌平『風景』

特別賞(賞金15万円):澤井昌平『風景』
【審査評】
澤井は過去二回太郎賞展に出品している。第23回展の出品作はシュール風のものであった。
今回の作品ではシュール風が後退し、日常風景を起点にしたものが多い。コロナ禍で部屋にいる時間が多いため、一日一枚絵を描くことを自分に課したという。そして、自閉的な空想を止め、「リアルな生活実感と地続き」な絵を描くことで「絵画としての強度」を目指した。
日常生活に取材した絵でありながら、その絵はやはり不穏な気配を帯びている。現実の裂け目、現実と空想のあわいの感覚は、澤井が日々感じるものなのだろう。そして、その不穏なビジョンは既視感をもって見るものに訴える。(土方明司)

「第26回岡本太郎現代芸術賞」受賞者が決定!入賞者・入選者の作品の展覧会を川崎市岡本太郎美術館で2月18日~4月16日まで実施

関本幸治『1980年のアイドルのノーバン始球式』

特別賞(賞金15万円):関本幸治『1980年のアイドルのノーバン始球式』
【審査評】
一枚の写真を撮影するために三年かけて制作されたインスタレーション。

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