中高生向け総合学習支援ツール「ジャパンナレッジSchool」に新コンテンツ「日本/世界学習地図ライブラリ 主題図版」が搭載!
「学習地図主題図版」は、この主題図をデジタル化して、使いやすくしたものです。その仕組みは、次図に示すように、既存の主題図をいったん地図を構成する要素(以下では、「レイヤー」と呼びます)に分解します。たとえば、紙の主題図では一度に全部の気候区分が表示されていましたが、それを要素に分解することによって、温帯レイヤー(Cs、Cw、Cfa、Cfb)だけを選んで地図上に表示することができ、どの地域が温帯に含まれるのかわかりやすく表現できます。
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ケッペン温帯図
【「学習地図主題図版」の教材としてのアドバンテージ】
「学習地図主題図版」の特徴は、それだけにとどまりません。各主題図をバラバラに分解したレイヤーを、その出自に関わらず、主題図をまたいで新しい組み合わせで地図を作ることができるところに最大の特徴があります。たとえば、下図は気候区分の主題図から取り出した温帯レイヤーに、小麦の生産量を点(1ドットが2万トン)で表現したドットマップを重ねたものです。
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温帯と小麦分布
この主題図を見ると、小麦生産の分布は、主に温帯(Cfb、Cs)に広がっています。しかし、よく見ると、それ以外の気候の地域にも栽培が広がっています。