2023年8月29日 11:00
エゾシカレザーショップ「AKAN LEATHER」~森を生きたレザー~ 阿寒湖温泉街に実店舗オープン
私たちが拠点を構える、ここ阿寒湖には太古から続く大自然豊かな森があります。
しかし、その森にもエゾシカの被害が及んでおり森が枯死してきているのです。
また、頭数制限のために狩猟されるエゾシカの皮の多くは産業廃棄物として廃棄されています。
私たちは、阿寒湖に暮らすアイヌの教え「自然との共存」と共に、エゾシカの命に感謝をし、廃棄されてきたエゾシカの皮を用いたブランド「AKAN LEATHER」(阿寒レザー)を立ち上げました。
縄文から現代へ、15,000年以上もの時をかけて脈々と続く日本のサステナビリティ「円環する命」の考え方を、世界の皆様に知っていただければと考えております。そして、「AKAN LEATHER」は、同時に15,000年の日本の奥行きを表現してまいります。
鹿革は、日本でも1,300年以上前から使用されている伝統的な革です。
東大寺の正倉院に収められている所蔵品の革製品のうち、約80%が鹿革で作られたものとなっています。
また、その製品の多くが柔軟性を失っていないことからも鹿革が油分が抜けにくく、非常に耐久性の高い革であると言えます。相対的に鹿革の特徴として、油分が豊富な為、柔らかくしっとりとしていますが引っ張ると強度もあります。