くらし情報『創刊90年の文芸誌『文學界』電子雑誌版の配信を開始』

2023年8月4日 18:00

創刊90年の文芸誌『文學界』電子雑誌版の配信を開始

株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、社長:飯窪成幸)は、『文學界』の9月号(紙雑誌版は8月7日発売)より、電子版を配信いたします。配信開始日は8月17日です。

『文學界』は、1933年(昭和8年)創刊の月刊文芸誌であり、おもに純文学作品を掲載しています。同誌で発表された作品が芥川賞受賞にいたるケースも多く、近年では滝口悠生氏「死んでいない者」、柴崎友香氏「春の庭」、又吉直樹氏「火花」、村田沙耶香氏「コンビニ人間」、高橋弘希氏「送り火」、李琴峰氏「彼岸花が咲く島」などが例として挙げられます。

1955年に始まった、同誌が公募する「文學界新人賞」は、「太陽の季節」で第1回受賞者となった石原慎太郎氏をはじめ、城山三郎氏、松浦理英子氏、吉田修一氏、長嶋有氏、絲山秋子氏、円城塔氏らのデビューの舞台となってきました。本年7月に第169回芥川賞を受賞した市川沙央氏の「ハンチバック」も、第128回文學界新人賞受賞作です。

また、同誌は毎号ごとの特集が注目を集めることも多く、昨年9月号(「声と文学」特集)、同11月号(「JAZZ×文学ふたたび」特集)などは完売御礼をアナウンスしました。

創刊90年を迎えた『文學界』をより幅広い読者の方々の手に届けるべく、電子雑誌版の配信を開始いたします。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.