くらし情報『重要文化財「小袖 白綾地秋草模様」〈冬木小袖〉 修理後初公開 (10月3日から)』

2023年9月25日 17:00

重要文化財「小袖 白綾地秋草模様」〈冬木小袖〉 修理後初公開 (10月3日から)

によって、ふたつとないデザインのきものを着用することが、当時裕福な商家の女性たちの間で流行していました。〈冬木小袖〉もこの流行を背景に光琳に依頼されたといわれています。
きものには菊、萩、桔梗 、芒といった秋草が描かれており、藍の濃淡で、上半身には桔梗の花むらが広がり、腰から下には菊や萩が咲き乱れるようです。
全体の様子を見てみると、ちょうど帯の当たる部分に空間を配していることもわかります。光琳の生家はもともと安土桃山時代から続く雁金屋という呉服商でした。だからこそ、着用したところまでをしっかりとイメージして模様を描いたのでしょう。

■「〈冬木小袖〉修理プロジェクト」概要
寄附金募集期間:2020年1月17日~2021年12月末
*目標金額達成に伴い、
当初予定(~2022年6月末)より前倒しで終了
寄附募集方法 :WEB・申込書(クレジットカード、郵便振替・銀行振込)による
個人・団体からの寄附、東京国立博物館館内募金箱、
ミュージアムグッズおよび初音ミクとのコラボレーションによる
〈冬木小袖〉ミクグッズの購買を通した寄附 など
支援総額 :16,451,470円(目標金額15,000,000円)

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