国内最長級200m以上の超長巻きトイレットペーパーの製法特許を取得
2015年に250mのトイレットペーパー開発成功をきっかけに、超長尺分野(1ロールの長さ200m以上)への注力を強化開始。現在では300m巻きという国内最長級(※)の長さのトイレットペーパーも製造しており、当社の主力カテゴリの一環として成長しています。
●従来からの課題
<製造上の課題>
170m以上の超長尺ロールを製造するには、紙を巻く過程において、ロールの径が大きくなってしまい、ロールホルダーへの収まりに関する問題が挙げられます。また、規定の幅に断裁、スリットする際にはロールが硬くなり、巻き上げ時の高テンションで、工程不良や商品不良が多発してしまいます。
<品質面での課題>
超長尺ロールは独自の製造工程で巻き取っているため、通常の有芯ラインの製品よりも紙が薄く、かつ硬い風合いになります。長巻き化を実現しつつ、使用感を損なわせない点も大きな課題でした。

超長尺トイレットペーパー
●課題解決に向けた施策
<超長尺を実現する紙強度の確保>
紙を製造する上で重要な数値である、原料の叩解度、坪量、クレープ率、J/W比率などの最適な組み合わせを見出すことで、超長尺ロールの加工に適した原紙抄造を実現いたしました。