くらし情報『液体水素用ハーメチックシール(気密端子)の開発について』

2024年3月28日 11:15

液体水素用ハーメチックシール(気密端子)の開発について

水素を大量に運搬、保管をするためには、ガスの1/800の体積となる液体水素が有望とされています。液化した水素は非常に低い温度(約-253℃)になり、運搬・貯蔵の過程で長期間安定して保冷する必要があります。ハーメチックシールは、その過酷な極低温という環境下において、タンクの外部から内部へ、またタンクの内部から外部へ信号や電源供給を行うコネクタの役割を担う部品であるため、より高い気密性(耐久性)が求められます。
液体水素用ハーメチックシール(気密端子)の開発について

「常圧水素環境下での耐久性試験」

液体水素を-253℃(約20K)まで急速冷却し、大気中では加熱を行い-40℃~-70℃まで復温させ、再度液体水素温度で 急冷する過酷な温度サイクルを約35分間で13サイクル繰り返し、リークが発生しない試験結果を得て、耐久性を確認した(JAXA能代ロケット実験場にて)。■京セラとJAXAの共同開発による液体水素用ハーメチックシールの開発
京セラは、金属とセラミックスの接合技術を保有しています。
また、JAXAは液体水素に関する豊富な経験と評価技術を保有していることから、当社は2016年からJAXA宇宙科学研究所 小林弘明教授と「液体水素用ハーメチックコネクタの研究開発」

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