くらし情報『芝浦工大発の第1号認定ベンチャー 株式会社ハイパーデジタルツインが「令和6年度 スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」に採択』

芝浦工大発の第1号認定ベンチャー 株式会社ハイパーデジタルツインが「令和6年度 スタートアップ創出型萌芽的研究開発支援事業」に採択

本研究では、従来の車体側にセンサーや自動運転機能を設置する方式から一新し、インフラ側にこれらの機能を設置することで、より安全で効率的な自動運転を実現することを目指しています。複数のLiDARセンサーを統合し、デジタルツイン技術を駆使することで、死角の無いセンシングを実現し、リアルタイムでリスクを判断するシステムを構築しています。すでに京都リサーチパークやさいたま新都心駅での実証実験も成功しており、歩道通行者向けの自動運転サービスの実現を目指しています。

■研究の概要
現代社会において、脱炭素社会の実現やラストワンマイルの移動課題の解決が求められており、その中でマイクロモビリティの重要性が増しています。しかし、マイクロモビリティは小型であるがゆえに死角が発生しやすく、安全性の確保が難しいという課題があります。さらに、多数のセンサーを搭載することでコストが増加し、普及の妨げとなる懸念もあります。これらの課題を解決するため、インフラ側にセンサーと自動運転機能を設置し、リアルタイムでデータを統合・分析する新しいアプローチを採用しました。
今回の研究では実用化に向けて通信や処理の遅延を最小化し、歩道通行者と同じ環境で走行する技術を目指します。

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