エヴィクサーの音声・字幕ガイド技術が日本で今夏公開されるディズニー、ソニー・ピクチャーズの映画に採用
ディズニー、ソニー・ピクチャーズが日本での今夏公開映画に採用
「HELLO! MOVIE」の音響通信技術は「暗号化したデータを埋め込んだ特殊な音(透かし音)」やデータベース上に保存されている音(音源)の「特徴点(フィンガープリント)」をスマホやスマートグラス、ロボット端末などのデバイスが自動認識することで、デバイスをリアルタイムでコントロールします。例えば、映画本編の直前に上映される広告や盗撮防止のキャンペーン映像に透かし音を入れ、本編に手を加えることなく字幕や音声ガイドをコントロールします。この特許はエヴィクサーが2017年7月に日本で取得し、米国、中国、欧州、韓国、台湾、香港でも取得しています。バリアフリー上映は世界的な課題となっており、映画館の映写機器の設備投資を必要としないうえ、映画本編にも手を加えない「HELLO! MOVIE」が有利な状況にあります。
そのためエヴィクサーは23年12月に「HELLO! MOVIE」事業を分割して子会社のハロームービー株式会社を新設し、グローバル展開に乗り出しています。一方、エヴィクサーによる音響透かしと音響フィンガープリントを用いた偽・誤情報対策クラウドシステムの開発は、このほど総務省の「インターネット上の偽・誤情報対策技術の開発・実証事業」