立川龍志(芸歴53年)の廓噺の会を10月13日に開催 立川談志 古参の弟子にして、芸の神様 十七世 中村勘三郎が贔屓にした噺家
手練れのベテラン噺家出演落語会を主催する株式会社いがぐみは、《噺小屋》独り看板で8年目となる立川龍志(たてかわ りゅうし)の会を東池袋の小劇場、あうるすぽっとで開催します。
立川龍志 廓噺の会公演チラシ
立川龍志(1948年9月17日生)は、立川談志(1936~2011)が落語立川流創設以前の古参の弟子で寄席経験者。立川志の輔、談春、志らくの兄弟子です。向島に生まれ育ち、歯切れのよい江戸弁と、サッパリとした芸の中に愛嬌があり、落語愛好家の根強いファンに加え、最近はそのさらりとカッコいい芸を求めて、若い女性ファンも増えています。玄人受けも納得の逸話に、歌舞伎俳優で芸の神様と言われた十七世 中村勘三郎(1909~1988)が、若き日の龍志(二ツ目時代の芸名・金魚家錦魚)の古典落語「鼠穴」を聴き、その上手さに感服して贔屓にした、というのがあるほど。
2017年から国立演芸場、東京芸術劇場で回を重ねてきたこの「独り看板」で、龍志はベテランながら「芝浜」「猫の災難」など、師匠 談志や大師匠 五代目柳家小さん(1915~2002)十八番のネタ下ろしに満を持して取り組み、その成果は遅咲きながら新聞評や専門誌で取り上げられてきました。