のだそうです。
反対に、たとえば「わたし、夜になるとなんかめっちゃ淋しいんだよね。だから毎晩お酒を飲みすぎるんだよね」なんてことを友だちにしれっと言う人いますよね?
そういう人は、もう淋しさから卒業する準備ができている、と言えるのです。
■ ではどうすれば?~「感じる」をやってみよう~
漠然とした淋しさをなぜかつねに感じている人は、「今」を過去にしてしまっている。
『死に至る病』には、たった1行、このようなことが書かれています。
つまり、漠然とした淋しさを抱えている人は、「今」を今として感じていない、ゆえに今を生きていない(=過去に生きている)ということです。
うまくいかなかった過去のこと(たとえば受験の失敗とか、親とうまくいかなかったこととか)に心を捉われているから、今この瞬間を、自分で暗黒の世界にしてしまっているということ。
今を今としておおいに感じ、楽しもうと思えば、五感を使うしかありません。
今とは「イマ」と言葉にしたそばから過去になるのだから、今この瞬間とは、感じるしかないものなのです。
肌で風を感じ、目で花を愛で、耳で遠くの町灯りを聞く……たとえばこんなふうに、なにかを「感じること」