2018年4月15日 14:30
LGBTを理解する…「恋をするのに性別なんて関係ない」私のこと。 #9
"trans woman" は、"transgender woman" を省略してできた言葉で、LGBTの理解が深まっている国では当事者もポジティブな意味合いで使っています。日本では、セクシュアリティをトランス女性という言葉で説明する方々はまだまだ少ないでしょう。今回お話をうかがったしゅんかさんがトランス女性という言葉を使用する理由は後述します。聞き慣れないかもしれませんが、よりLGBTを知る機会になればと思います。
パンセクシュアルでありトランス女性であるしゅんかさん。ここからは、彼女の体験談と思いをお話します。
LGBT当事者だと自覚した大学生時代、初めてカミングアウトしたきっかけ
私がハッキリとLGBT当事者だと認識したのは大学生の頃です。それまでも違和感は少しありました。
例えば、体毛が濃かったり声が低かったりといった男性らしい体つきに抵抗感があったのです。しかし、大学生になるまでは、トランスジェンダーという言葉を知りませんでした。違和感がありながらも、自認する機会がなかったのです。さらに、恋愛対象に関する知識がなかったため、パンセクシュアルだという認識もありませんでした。
大学生になって、トランスジェンダーという言葉を知りました。