年に1度は婦人科検診を受けましょう」
と、高橋先生。もし性感染症にかかったら、彼と二人で治療を。
「男性は尿で原因菌やウイルスが洗い流されて、検査で陽性反応が出ないこともありますが、必ず治療を受けてもらってください」
今は性感染症で命を落とすことはない。
○:死ぬことはないけれど、一生付き合うことになる可能性はあります。
基本的に性感染症で命を落とすことはないけれど、
「HIVや性器ヘルペスなど、一生付き合わなければならないものもあります。また、クラミジアのように将来の妊娠に関わる病気も。どの性感染症も、生活の質を著しく落とします。死に至らないからと、油断してはいけません」(高橋先生)
さらに、性行為で感染するHPVが原因とされる、子宮頸がんのような病気もある。
「頸がん自体は早期に発見すればほぼ100%治る病気ですが、進行すると命に関わることも。また、肝硬変などを引き起こす可能性のあるB型肝炎のウイルスも、輸血や母子感染のほか、性交渉によっても感染します。命を脅かす病気があることも忘れないでほしいです」
予防接種で防げる性感染症がある。
○:子宮頸がん・B型肝炎予防ワクチンは、アラサーでも受けられます。