2022年5月25日 20:15
「俺とも寝てくれよ」と上司に迫られ… 30歳女性を襲った「職場での悲劇」【前編】
職場や地域コミュニティなど多くの人と関わる機会のある場では、ときに自分が予想もしない方向から対人関係のトラブルに巻き込まれることもあるようです。今回は、職場でセクハラ気質な上司に苦しめられた女性の体験談を、メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。
「俺とも寝てくれよ」と迫ってきた上司
30歳(当時)の繭香さん(仮名)は、営業職で好成績を出していたエース社員。しかし成績がいいことに嫉妬した一部の人からは「繭香さんは枕営業をしている」「取引先に色目を使って、男性から仕事をとってきている」などと、事実とは異なる噂を流されていたそう。
しかし繭香さん自身は、そういった営業は一切していないことに誇りを持ち、噂を気にしないようにして、意欲的に仕事に取り組んでいたとのことです。
「ところが、あるときに上司から『俺とも寝てくれよ』っていきなり言われて、『はぁ?』ってなったんです。最初は、冗談でも言っているのかなと思ったのですが、それ以来、その上司はタイミング的に私と二人になると毎回『そろそろいいだろ?』『何をもったいぶっているんだよ』などと失礼なことを言うようになりました」
その上司は気に入らない人にはパワハラをすることでも有名で、一部の社員たちからは嫌われていたものの、自分が気に入った部下のことは可愛がることから、反対にその上司を熱烈に支持している社員もいたのだそう。