“彼と別れてください”… 30代妻の前に突然現れた「夫の不倫相手」【前編】
結婚期間が長くなってくると、夫婦の関係性も変化していくことがあります。最初は恋人のような関係でも、徐々に家族として落ち着いた関係になっていくことがほとんどです。秀美さん(仮名・35歳)の場合、結婚から数年が経って夫婦の営みも減ってきた頃に、夫の不倫が発覚したと言います。どのような状況だったのか、詳しく話を伺いました。
学生時代の友人だった夫と結婚
「夫と出会ったのは大学生の頃。共通の友人の紹介で知り合い、グループでよく遊んでいました。大学を卒業してからは2年くらい疎遠でしたが、友人の結婚式で再会。しばらく会わない間に人として成長した彼に惹かれていき、交際することになりました。
そして、私たちは28歳で結婚。友だちの期間が長かったせいか、ラブラブなカップルというよりは親友のような関係でした。」
ある日曜日に尋ねてきた女性
「30代半ばに差しかかった頃、出産や子育ての話題が友人たちから出るようになり、私もそろそろ子どもが欲しいと思い始めるように。でも、当時は夜の営みをする機会も減っていて、夫に子作りの話を持ちかけるのを躊躇していました。
そんなある日曜日のこと。夫が男友だちと遊びに出掛け、私はひとり家でのんびりしていると、インターホンが鳴りました。