夫の保険金で慰謝料を払いました… 社内不倫に堕ちた「未亡人の懺悔」【後編】
“お兄ちゃんに気を遣わないで、新しい幸せを見つけて”というメッセージが届き、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。“ありがとう”というひと言がなかなか返せず、ずいぶん時間が経ってから返信しました。
それからしばらくは穏やかな生活が続きましたが、夫の一周忌法要を境に、事態は急変したんです」
一周忌法要のあとに呼び出され…
「一周忌法要には多くの親戚が集まり、私は忙しなく動いていました。沙紀も気を遣ってくれているようでしたが、どうも態度がよそよそしかったんです。
そして参列者のほとんどが帰ったあと、沙紀に“ちょっといい?”と呼ばれ、斎藤くんについて尋ねられました。“一緒にいた人って既婚者だよね?”と。沙紀は、私のSNSから斎藤くんのアカウントを見つけ、投稿の内容から既婚者だと気付いたそうです。
“不倫だよね?”と迫られ、“絶対に別れるべき”と注意されました。
不倫がいけないことは私も十分わかっていましたが、独り身になって心細い日々が続き、どうしようもなかったのも事実です。そんな言い訳があったからか、不倫はだめだと責められて腹が立ち、つい“沙紀ちゃんには関係ない”と言ってしまいました…」