夫の保険金で慰謝料を払いました… 社内不倫に堕ちた「未亡人の懺悔」【後編】
知らない番号からの電話
「沙紀にひどいことを言ってしまった数日後。夜に知らない番号から着信があり、電話に出ると“斎藤の妻です”と告げられました。
“話はすべて聞きました”と言われ、私はすべてバレてしまったと頭が真っ白に。沙紀の件で気分が沈んでいたこともあり、あまり考えず、“申し訳ありません”と謝ってしまったんです。
ところが、斎藤くんの妻はLINEを見て怪しいと思った程度で、確たる証拠はなかったようでした。ですが、私が認めてしまったため、確信に至ったようです。
“それなりの処置を取らせてもらう”と告げられ、後日慰謝料に関する書面が届きました。私はやむなく、夫の保険金から慰謝料を支払いました。
その後、斎藤くんと妻は離婚したそうです。私は仕事を辞めて、斎藤くんとの関係も終わりました。沙紀やほかの親戚とも疎遠になり、今は一人でひっそりと暮らしています」
“夫の死後に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
自分を慕ってくれていた妹から親戚まで、すべての関係が断たれてしまったようです。不倫は、周囲との関係や過去の思い出すらも台無しにしてしまうのでしょう。
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文・塚田牧夫
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