「大反省してます…!」好きな彼をドン引きさせた「23歳女性の“恥ずかしすぎる大失態”」
だから今日も、デニムのミニスカートに白いコットンブラウスだ。
知子と果穂は、ワイドパンツとサロペットと、かなりゆるい服選び。3人の中だと一番美咲がガーリーでキュート。「よし、差をつけたな」と思っていたんだけど。
(えっ、こんな格好してるのって私だけ!?)
農園に着くなり、まわりの女性たちとの服装のギャップが気になりはじめた。みんな長ズボン、長袖シャツ。アームカバーをつけているひともいる。
ひとまず受付を済ませて、みんなで農園に入るけれど。
(ぷ〜ん)
もう秋だから、と思って虫除けスプレー持ってこなかったけど。虫いるじゃないか!
ノーガードの美咲のホソシロ脚には、すでに虫刺されがポツポツ。自慢の脚がちょっと見られたくないぶさいくな状態に。
(か、か、かゆい)
そう思いながらも、ぼりぼり掻くのはみっともない気がして、ガマン。すると、大輝がこっちにやってきた。
「美咲、ぶどうに手、届いてんの?」
「えっ、なにそれ〜!さすがに届くよ」
「だってほら、まだ一房もとってきてないからさ」
「あ、う、うん」
痒くてそれどころではないんだが。
「ほら、あそこのやつとか、熟しててうまそうじゃない?俺が房持ってるから、美咲、切ってよ」