子どもを復讐の道具に… すべてに見放された30代女性の「社内不倫の末路」【後編】
でも、私に焦りはありません。罪悪感もなく、むしろ私を苦しめた夫に対して、復讐を成し遂げたかのような気分でしたね。
ちょうどそのタイミングで、夫が私に“話がある”と言ってきました。すでに夫は、私が誰かと不倫をしていると気付いているようでした。“男がいるのか?”と聞かれたので、素直に認め、妊娠していることも告げました。夫はしばらく黙り込んだ後、“別れよう”と言いました」
信頼していた上司の反応
「夫との関係はすでに崩壊していましたから、離婚の申し出は受け入れるつもりでした。そして、それらの経緯を課長に報告しました。信頼を置いていた相手であり、愛情も感じていただけに、何かしらいい反応があると思っていたんですが……それは間違いでした。
課長の口から出たのは“堕ろして欲しい”、“家庭を壊すわけにはいかない”という言葉。それでも私は、苦しいときに支えてくれた課長に感謝していましたし、恨めませんでした。しかし、私と課長の不倫の噂が社内に広まってしまったのです。ほどなくして、課長に異動の辞令がくだりました」
上司の妻からの慰謝料請求
「夫とは離婚、課長は異動となり、これですべて終わりかと思われました。