「昔の浮気、許すべき…?」婚約中の29歳女性が「幸せな結婚をする方法」
そんな時は一人で悩まず、何度だって不安をぶつけてください。相談者さんの疑心暗鬼は彼の問題でもあるからです。どうしようもなく不安な気持ちを彼にも受け止めてもらいましょう。
彼は相談者さんを一方的に傷つけ、信頼をぶち壊したんです。それでも彼が相談者さんとの結婚を望むのなら、これまでの倍以上の時間と労力をかけて、再び信頼を積み上げてもらう必要があります。信頼回復こそ彼ができる唯一の罪滅ぼしです。
一方、もし彼が不安をぶつけてくる相談者さんを面倒くさがったり、あろうことか「もう十分に謝っただろ!」などと逆ギレするようなら――そのときは結婚を考え直したほうがよいかもしれません。
消えない不信感を一人で抱え続ける結婚生活など、長くは続きませんから。
筆者紹介
安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営
慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」