「見下していた妹の仕返しで不倫相手も夫も奪われました」すべてを失った自信家35歳人妻の「壮絶な顛末」【後編】
妹から『実は姉になりすましてあなたに近づいたの』と打ち明けられても、『君のほうが魅力的だよ』と彼はすんなり事実を受け入れたと言うじゃないですか。
奈津は『十年も不倫していた相手の区別もつかないなんて、彼もばかだよね』『お姉ちゃんと別れるよう健一さんを説得して…二人の関係が終わったところで、私は彼をさっさと捨ててやったわ』と言い放ったのです。
さらに『今まで私の好きな人を横取りしていたでしょ…気づかないとでも思っていたの?今回のこともお姉ちゃんへの仕返しのひとつだから』と詰め寄って来て。妹のあまりの迫力に、私は頭が真っ白になってしまいました」
妹は真里さんの夫である航さんにも不倫を暴露していたのだとか。その日、真里さんは自宅に帰るも「もう一緒にはいられない」と夫に家を追い出されたと言います。
「話し合いの末、夫に慰謝料を払って娘も手放す形で離婚することになりました。住む場所がないので、ただホテルを転々とする日々。
このご時世、簡単に仕事も見つからず、とうとう貯金も底をついてしまって…仕方なく実家を頼ることに。
しかし『不倫した娘を家にあげることはできない』と両親につっぱねられて…『今、奈津が愛理の母親代わりになって航さんと三人で家族として暮らしている』と衝撃の事実を聞かされたのです。