義母「また不倫してるんじゃないの?」…略奪婚した罪は消えないと思った「30代妻の苦悩」【前編】
略奪婚をした女性は、結婚してから何年経っても、義実家から認めてもらえないケースも珍しくありません。子どもが生まれて表面的には穏やかな家庭を築いているように見えても、略奪婚の過去が重くのしかかっていることも……。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、略奪婚による厳しい現実に直面した30代女性のエピソードをお届けします。
義実家が認めてくれないまま何年も経過
有紗さん(仮名)は4年前に、妊娠を機に結婚。夫は当時、別の女性と結婚していたために有紗さんとは不倫関係でした。有紗さんの妊娠については関係者間でドロ沼の様相で揉めたものの、最終的に夫は当時の妻と離婚して、有紗さんと再婚したそうです。
「私は略奪婚をした背景があるので、最初からずっと義実家によく思われていません。現在でも、必要最低限の交流にとどまっています。
でも、義父母ともに孫のことはかわいがってくれていて、息子も懐いているので、義実家には息子だけで定期的に泊まりには行っていたのです。
ところが、いつものように息子だけが義実家に泊まりに行ったある日を境に、義実家と私の関係はさらに悪化し始めました」
その日は、義実家に泊まりに行く息子の迎えをいつも担当していた夫が忙しく、仕方なく有紗さんが向かうことになったのだとか。