「引っかかるほうが悪い」と不倫相手に騙されました… 20代女性が絶望した「社内不倫の結末」【後編】
“そういうことですか”と納得してくれた様子を見て、私はようやく肩の力が抜けましたね。“あとは私が対応します”と言われ、その数日のうちに、会社のほうにアユミさんから連絡が入ったようでした。
ただ、夫である明智さんの社内不倫を訴えるに留めたようで、相手が誰であるかは明かさないでくれたようです。そのため私にお咎めはなく、ペナルティを受けたのは明智さんだけ。明智さんにはその後、異動の辞令がくだり、別の部署に移っていきました。
明智さん夫婦は、それからしばらくして離婚。私も、ほとぼりが冷めて社内で誰も明智さんの話題に触れなくなったころに、会社を辞めました。でもアユミさんは私のことを気にかけてくれて、よく連絡をくれました。
その後いろいろあって、現在はアユミさんの父親の経営する会社で、いい条件で働かせてもらっています」
“騙されて社内不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。
嘘に巻き込まれた形でしたが、彼が軽薄なタイプであることは分かっていたはず。安易に信用すべきではなかったのでしょう。
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文・塚田牧夫
夫とはできないことをしました… 女性たちが「不倫相手に夢中になったきっかけ」