「オレは一緒に楽しみたかっただけ…」彼女を傷つけた25歳男性の「最低な行為」とは
交際してからわかった。華は食べ物の好き嫌いがムッチャ多い。
ホルモンや刺身が無理らしい。馬刺しやラム肉も。なんならキュウリとセロリも。あ、青い魚もって言ってる。お酒も飲めない。酒好きな陽一は、かなりショック。
早いところ、親にも紹介したいと思ってる。でも、好き嫌いの多さがネック。陽一の実家は北海道。刺身やラム肉は不可避。というより、陽一が地元フードを食べたい。
一緒においしいねって楽しみたい。
想像してみる。
陽一の家族と食事をするとき、華が嫌いなものを全部残したりしたら…。
絶対、お互いに気まずい。大人なら、そこは華もがんばって食べてほしい。
「せめてお酒は飲もうよ。華の両親もよく飲むって言ってたし、体質的にダメなわけじゃないんでしょ?一口でもいいよ」
「翌日に響くし、コンディション悪くなるのが嫌なの」
頑なに拒否。本当はちょっとずつでいいから飲めるようになってほしい。結婚したら、一緒にワインとかで洒落た晩酌する夢がある。
デートからの帰り道、陽一は思い立つ。いいムードの時に、少しだけ飲んでみてもらえばいいのでは? と。
「意外とおいしいじゃん!」となり、華の考えも変わるかもしれない。