知的とエロスの絶妙なバランス…異色の経歴を持つ社会学者・鈴木涼美の本が刺激的!
みなさんは、鈴木涼美さんという女性をご存知ですか?ときどきテレビにも出演している社会学者・作家なのですが、そこに至るまでの彼女の経歴がビックリなんです。
ご両親ともに研究者で裕福な家庭に育ち、有名大学、さらに大学院を出て新聞社にお勤めしていました。そのプロフィールだけ見ると絵にかいたようなお嬢様ですが、学生時代はなんとAV女優だったそう。
■なぜお嬢様はAV女優になったのか
その経緯は『身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論』(幻冬舎)に詳細に書かれています。彼女の知的さとエロスの絶妙なバランスや、男性関係、彼氏のこと、ちょっと危ない私生活、AVの話、またご両親もAV出演を知っているという複雑な環境……などが赤裸々に綴られた一冊です。
表紙には鈴木さんご本人の写真が使われていて、とてもきれいな方であることがわかります。本のタイトルはかなり衝撃的ですが、とてもドライに書かれているため読後感は意外と重くありません。
ただ、いくつもの謎が残るので他の著作も読んでみたい!と感じる人が多そうな気がします。
■デビュー作はAVにまつわる学術論文
鈴木さんは大学院で社会学を専攻していて、その頃に書いた修士論文を元にした著書『「AV女優」