「自分の心」と向き合う勇気をくれる!心理学者が語る映画『インサイド・ヘッド』の魅力【恋占ニュース】
カナシミは、人生においてなくてはならない感情なんですね。
“別れがあるから出会いがある”のと同様に、“カナシミがあるからヨロコビがある”とも言えるのかも。
悲しみを抱えるのはつらいことだけれど、その経験を経てこそ、人は喜びの瞬間を心から慈しむことができる…。
そう考えると、カナシミという感情が宝石みたいに貴重なもののようにも感じられます。
≪カナシミのブルーに秘められた秘密とは?≫
なお、カナシミの人気の理由はそのビジュアルにもあるようです。
丸々とした体に丸メガネ、ダボッとしたセーターを着た姿は何ともかわいらしく、観る者を魅了するのだとか。
彼女は顔も髪も青い色をしているのですが、青は「相手を尊重する」「思いやり」「気配り」「控えめ」といったイメージを与える色。
諦めが早く、「私なんて…」とネガティブ発言を繰り返すカナシミは、最初は鑑賞者をイライラさせてしまうかも。
けれど、あるシーンで青色のイメージ通り、相手を思いやって“寄り添い力”を発揮することで、物語に大きな影響を与えるのです。
≪自分の感情との向き合い方がわかる≫
ところで、前述のダッチャー・ケルトナー博士によると、この作品は“自分の心と向き合える映画”“自分の感情を上手に捉えられるようになる映画”なのだそう。