「嘘も方便」と「苦しい真実」はどっちが幸せ?嘘についての心理学
と不安定な気持ちになったり、相手も浮気しているんじゃないかと懐疑的になったり。
「負い目」が、関係の在り方そのものを変容してしまうんです。
中には、「負い目」を感じ続けることに疲れ、「自分がこんな想いをするのは相手が悪いんだ」という責任転嫁に発展するケースも。
結局「嘘」は解決方法にはならず、問題を先延ばしにしているにすぎないのです。
■幸福か至福か
「嘘をつく」「嘘を信じる」というのは、このように、いつ爆発して自分たちを滅ぼすかわからない爆弾を抱え込むようなもの。
とはいえ、本当のことを知るより偽りの中にいたいと願う人もいます。
それはケガの痛みに耐えかねて治すことより、麻酔を求めるようなものですが、刹那的でも「幸せ」を手に入れることはできるでしょう。
でももし、偽りの幸せでは満足できないなら、「嘘」を許すべきではないのです。
「嘘」を許容しないことで、見たくない現実と直面するかもしれません。
ただ、その実直さが、信頼と誠実さによって結ばれた絆をもたらします。強い絆が形成されることによって、不安のない「至福」を得られるのです。
■まとめ
嘘についての心理学、ご理解いただけましたでしょうか。